男性は女性に比べて腸の弱い人が多く、男子小中学生のみならず、 大人になった男性でも お酒を呑み過ぎた時なんかは ウンチを漏らしてしまった というエピソードを何度か聞いたことがあります。 知人男性は、どちらかというと便が緩い方なのに冬でも毎朝アイスコーヒーを飲み、 グラスに残った氷の上から更に牛乳を入れて2杯飲み、トイレへ直行です。 (もちろんほぼ毎日下痢気味なのですが、本人は特に気にしてない模様…) こういった方達は便秘とは無縁だと思いますが、下痢でも何かしらの病気になる恐れが ありますので充分気をつけて頂きたいですね。
少し話しがそれました、男性の便秘について。 全ての男性がこれだとは言い切れませんが、仕事のストレスや 長時間労働による睡眠不足が原因で自律神経が乱れ、腸の蠕動運動が活発になりすぎて起こる便秘 『痙攣性(けいれんせい)便秘』の傾向が多く、女性や子供・高齢者に多い 『弛緩性便秘』とは対処法が全く逆だとのことです。 (弛緩性便秘というのは、食事量が不足していたり運動不足・筋力不足で 腸の動きが弱くなってしまうことが原因の便秘)
一般的に販売されている便秘薬は大半が弛緩性便秘に対応している薬なので その薬を飲むと腸の動きが強くなり、便を押し出すような状態になります。 しかしながら痙攣性便秘は腸の運動が活発になりすぎて起こる便秘ですから 前述の便秘薬を飲んでしまうと、益々症状が悪化してしまうか かなり沢山の薬を飲まないと排便できないような状況に陥ってしまいます。
この痙攣性便秘はストレスが原因と言われるぐらいですから、神経質の方に多いようで 便秘と下痢を繰り返したりする場合もあります。便秘時の便の状態はコロコロした感じです。 (ちなみに弛緩性便秘であれば便の状態は太くて硬いそうです) また、腹痛を伴うが排便すると痛みが緩和されるという特性もあります。 このような症状・状態に心当たりがある男性は、すぐに薬で対処しようとせず まずはストレス発散の為に外出したり、悩みがあれば気の許せる友人・知人に ひとまず話を聞いてもらいましょう。
そういった時間が取れないほど 仕事で忙しい方は、水溶性の食物繊維をできるだけ沢山摂り入れるようにします。 水溶性食物繊維とは海藻類やこんにゃく・南瓜・寒天、熟したフルーツなどです。 コンビニ弁当や外食の多い人は、こういった食材を普段より少し意識して摂取し 奥様が食事を作ってくれているご主人は、上記食材を奥様に伝え メニューにできるだけ取り入れてもらうようにしましょう。
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